ホンダエンジニアリングインタビュー その5|柔軟な発想を生み出すには?
ポジションが付いてきてだんだん自分の立ち位置が決まってくると、
殻を破るのに勇気が要るようになります
2013年度JMI生産・開発マネジメントコースの修了生である、ホンダエンジニアリングの原田仁さん(生産技術部 電装生技BL)を訪問しました。
日本能率協会の中川雅志がインタビューいたします。(以下敬称略 役職はインタビュー当時)
柔軟な発想を生み出すには?
(中川)
このコースに参加されるとしたらどのような方がいいと思われますか。
(原田)
僕はコース修了後、会社の人事に「こういう経験は早くした方がいい」と提案しました。
ポジションが付いてきてだんだん自分の立ち位置が決まってくると、
殻を破るのに勇気が要るようになりますが、
管理職になって早いタイミングでこういった刺激を受けると、
チャレンジ意欲もまだある中でいろいろな意見が言えるので、
もう少し若い人が積極的に受講する方が
主旨としては合っているような気がします。
それで僕よりも若い人が参加すべきではないかと提案して、今年もうちから一人受講していますが、
多分、僕よりも若い人ではないかと思います。
(中川)
課長になりたてとか、ポジションが変わったタイミングで受けられるといいのではないか、
ということですね。
(原田)
2013年度の6月に講演して下さった経営者の方は、
「JMI生産・開発マネジメントコース」を受けて、
その数年後に「JMI部長のためのエグゼクティブ・マネジメントコース」を受けられたそうです。
2つのコースを比べて、生産・開発マネジメントコースの良かった点を
「柔軟な発想をぶつけあいながら、青臭くてハチャメチャな意見を言いあうことができた。
これはJMI部長のためのエグゼクティブ・マネジメントコースにはない価値だね。」と
おっしゃっていましたが、まさに自分もそう思っています。
今回、自分はまだチャレンジ意欲もあって、人から言われた話も真摯に受けようと思えたのですが、
考え方が硬化して「何言ってるの?」という気持ちが出てくるともったいないなと思うのです。
ですから、このコースは、柔軟にいろいろな意見を吸収できる人が集まった方が、
面白いのではないかと思いますね。
(中川)
異業種交流というところを考えると、柔軟な発想ができる方々が集まると
より活性化するのではないか、ということですね。
(原田)
そこは僕の勝手な思いですけれどもね。