LIXILインタビューその2|異業種交流の面白い点とは?

JMI生産・開発マネジメントコースの修了者である、LIXIL 理事の安藤さんを訪問しました。
日本能率協会の松澤がインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)

異業種交流の面白い点とは?

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松澤
今年も10月に中間報告会を開きますが、みなさん苦戦しているようです。

安藤
みんなが近くに住んでいたら、会ってやればいいのでしょうが、会う機会がなかなかありません。だから、今のこの段階ではまだまとまらず苦戦しているのは当たり前と思います。

松澤
中間報告会では毎年コメンテーターからかなり厳しいコメントが出ます。

安藤
中間報告の段階はテーマが決まり、こういう方向で進めますということになったところです。コメンテーターからしたら「浅い」のひと言で終わりでしょう。
内容にしてもそれほど深く堀り下げておらず、各社の良いものを持ち寄り、取りあえず1つにした程度だと思います。

松澤
みなさんが今まで調べなかったようなことをしっかり調査してデータ分析していますよね。

安藤
会社の事情や考え方を背景に自分たちはこう考えるという議論が大事です。
雑談的になってもいいですから、その議論のプロセスを大切にしないといけないのです。

私のころも自動車会社の方が何名か参加者にいました。
欲しいものを欲しいときに生産する変種変量生産ラインは今では当たり前ですが、当時から自動車会社Aさんは大変力をいれて取り組んでいたようですね。

一方で、別のお会社は別の方法で効率的なライン設計をされていました。それぞれの会社でそういう事情の差が見えてきて、すごく面白かったですね。

松澤
自分の会社で当たり前になり、常識化していることでも、他の会社からすると必ずしもそうではありません。

安藤
当時は変種変量生産が流行りでしたが、必要な時に必要なものを必要な量だけつくるという原則に従って、変種変量に捉われず最も効率的なラインを作るということもできる会社もあったようです。自分の会社の都合で変種変量を常識化していると、「あれっ」と思いますよね。

ものづくりは時代の流れに応じてフレキシブルに変わっていくはずなのですが、その点も会社によって違うわけです。これは面白いですよね。

もう1つ面白いと感じたのは、生産管理の面でした。
私の会社では日本にいて主に国内を統括する形で進めています。

既に、グローバル全体の拠点に対し統合的な生産管理をしているお会社もありました。国内向けとだけを考えている私たちとグローバル全体で考えている人たちとの感覚が全然、違っていました。グローバル対象で生産管理を進める専門家から管理の仕組みをうかがうと、すごく新鮮な感じがしました。
私には当時、海外を想定することなどあり得ませんでしたからね。

そもそもドメスティックな産業にグローバルな視野でものを考える発想がありません。
1拠点で全世界をコントロールすることも、想定外なのです。
今は弊社もグローバル展開をしていますので、当時を振り返ってみるとグローバル対象の管理の仕組みが少しずつ腑に落ちるようになってきました。

そういう経験をしましたので、「○○(会社)がかつて、こんなやり方をしていたよ」というアドバイスができるというのもこの研修の良いところでしょう。
ただ、それはあくまで過去の話で、今の事情に合うかどうか分からない古い知識になりますが。

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