マツダインタビューその2|研修後も、参加者との学びを継続しています
「生産・開発マネジメントコース」は、ものづくりを担う将来の役員・幹部を育成する研修です。毎年、多くのものづくりに従事する幹部候補生にご参加いただいています。2022年度に受講いただいたマツダ株式会社、河瀬様は生産部門で塗装業務を担当されているマネージャーです。研修の終了後にお話をお聞きしました。日本能率協会、小関、谷澤がインタビューしました。(以下敬称略、役職当時)
研修後も、参加者との学びを継続しています
(JMA)
研修の報告は上司の方にどのようにしていましたか?
(河瀬)
それほど頻繁ではないですけども、どんな研修だったかを報告していました。最初は、こちらから一方的に報告をしていたんですけれども、「これは自分の勉強にもなる」ということをおっしゃってくださって、「報告の場ではなく、ディスカッションをしよう」ということで、上司と共に自分達がマネジメントとして、次に何をやるかを議論するスタイルに変わりました。上司も一緒に歩んでくださったことに感謝しています。
(JMA)
他の参加者さんとの活動はいかがでしたか?
河瀬
チームでの「共同テーマ研究」はすごく上手くいったと思います。議論はかなり紆余曲折しましたが、最終的には良いものになったと思います。チームメンバー全員の関係が非常にフラットで、みんなが発言しやすい環境でした。そのおかげで、かなり発散した議論になった部分もあったかと思いますが、最終的には全員が納得した研究報告ができました。いつも「いいチームに恵まれて感謝してます」と、お互いに言い合っていました。
(JMA)
研修後の交流はありますか?
河瀬
研修後も頻繁に交流しています。お互いの企業を訪問して、視察する活動を継続していますし、ウェブ会議で研修でおこなったような議論を定期的にしています。
研修を通じて大きな視座を獲得することができます
(JMA)
最後に、このコースの受講を検討している方へメッセージをお願いします。
(河瀬)
日本のものづくりという大きな視点で考えた時に、どうしても自分のいる業界だけでは限界があるかと思います。既に利害関係がある構造の中では、新たな発見に気づくことは難しいかもしれません。
しかし、異業種と関わると、対象は違えど、根本的に抱えている悩みや苦しさには共通したものがあるというのを知ることができますし、さらには、その業界を超えて、「日本をもっと盛り立てよう」という気持ちになります。そのような思いを持つことができるコースだと思います。
元々、マツダとしては、広島を大切にという感覚を持っていますが、それが今では日本全体として、思えるようになりました。この研修では、自社の経営意識を育てることが第一の目標ですが、加えて、日本のものづくり全体への意識を高めることができる研修だと思います。
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