ソニーインタビューその4|研修を生かすための5つの行動指針とは?

研修参加は会社から与えられたものですが、大切なのは研修で得たものをいかに自分のものにするかでしょう。


JMI生産・開発マネジメントコースの派遣責任者である
ソニーの盛田陽一さん(生産技術部門長、2008年度当コース修了生)を訪問しました。
日本能率協会の中川雅志がインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)

研修を生かすための5つの行動指針とは?

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中川
このJMIというコースに、受講者の方はどのような
心構えで臨み、どのような行動をしてほしいとお考
えになっていますか。

盛田
とても難しい質問ですね。
研修参加は会社から与えられたものですが、大切な
のは研修で得たものをいかに自分のものにするかで
しょう。

与えられたからこなせばいいというのではなく、せ
っかくのチャンスをもらったのですから、いかに自
分のために役立つかを考えながら行動する必要があ
ります。
人脈づくりもそうですし、さまざまな技術の習得や
いろいろな場所に行くのもそうでしょう。
後々のために色々な人たちと人脈を作り、その会話の中から、この分野やこの技術をもっと勉強しておこうとか、自分のためになる別の機会を設けようとか、発展性があることに繋げていってほしいと思っています。

研修の期間だけで終わらせてしまったらいけません。

そしてそれを財産にして、後輩にも伝えてほしいのです。
私はこういうチャンスをいただいたので、自社の仲間にもシェアしていきますという意識で参加してほしいです。
「研修に参加したのは自分だから、仕事の仲間は関係ない」では会社としては困りますよね。

中川
JMIの修了は2月ですが、そこで終わりではなく、2月が新しいスタートになるというわけですね。
盛田さんも以前にJMI生産・開発マネジメントコースを受講されていますが、振り返っての思い出を伺ってもよろしいでしょうか。

盛田
今振り返ってみると、良かったことがとても多いですね。

実は私、会社に指名されたわけではないのです。
「誰かを出すべきだ」と言われたとき研修を理解する為に「出てみたい」と手を挙げたのです。
だから、当時の受講生の中では年配の方に入っていたと思います。

研修の間はこの人は私より年上なのか年下なのかといろいろ考えながら、受講していました。
その結果、私はやはりだいぶ年上の方に入るのだということが確認できました(笑)。

あと心構えとしては、研修は仕事ではないので、別に評価につながるわけでもありません。
私は、あまり前に出ていく性格ではないのですが、この研修の時だけは積極的に行こうと思い、前向きに発言していたつもりです。

2008年当時のソニーは世の中からいい意味でも悪い意味でも注目されていました。
独自路線の多かった会社ですが、他社と共同で開発を進めるとか、電子機器の受託生産を積極的に使うとか。
そういう新しいやり方にしている時だったので、他の受講生から興味を持たれて、色々意見を求められました。

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