マツダインタビューその4|研修を受講して得た成果とは?
JMI生産・開発マネジメントコースの修了者である、マツダの林さん(技術本部 パワートレイン技術部 主管、2015年度当コース修了)を訪問しました。
日本能率協会の勝田 健太郎がインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)
研修を受講して得た成果とは?
勝田
研修を受講されて得られた成果や、御社で活用できたことなどはございますか。
林
研修に参加して得られた成果は、先ほどのインナー着火の活動を日頃の業務でもやっているのですが、そうした部下との付き合いをより大事にするようになったことです。
今、部として取り組もうとしているのは、まずは相互理解ということです。
その為にはコミュニケーションだけではダメで、対話が必要だと思っています。
一人ひとりと対話をして、一人ひとりに合わせて信頼関係を構築していかないといけないなと。
そこがやはりスタートだなと考え、部としてそういう活動を始めました。
部としても取り組み始めているし、自分自身も、部下との対話はずっと続けていますね。
勝田
対話というのは、業務の中のひとつとして時間を取られているのですか?
林
そうです。
例えばひとり20分、定期的に、週に1回ぐらい、ふたりで喋ります。
勝田
こういう場で喋るわけですね。
林
そこでは、家族のことや、出身がどこであるかとか、いろいろな話をしますね。
大勢部下がいると、初めはわからないじゃないですか。
そうして徐々に、どうしていきたいかとか、自分はこうだとか、相手もこうだというところがわかり、何か接点が出てくる。
お互いを認めあうとか共感しあうというところが、プロセスを踏んでいくと、やはり信頼関係につながっていって、そうすると、何かやってみようかなという気にもなるわけです。
最終的にはその人の成長につなげたいわけで、将来をどうしようかとか、そういうことを仕事から入らないでという感じですね。
もちろん仕事でもありますよ。
実績評定ではないですが、業務の計画や、課題がどうだったか、進捗がどうかというのは定期的にありますが、やはりそれはものすごく業務で、そういう中からは、あまり信頼関係は得られないというのがあって、日頃から時間を取って対話をするということをしています。
この研修では、一人ひとりに向き合うとか、人に対して向き合うというような、やはり基本のところは研修のプログラムでしっかり押さえられているなと思います。
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