NECインタビューその6|なぜJMI受講者の課題感は大きく変化しているのか?

将来の変化のために準備をどうしようかというのは、昔の私たちにはなかった発想です。


JMI生産・開発マネジメントコースの派遣責任者である
日本電気株式会社の市原直人さん(サプライチェーン統括ユニット 主席品質主幹、当コース第6期生、共同テーマ研究コメンテータ)を訪問しました。
日本能率協会の中川雅志がインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)

なぜJMI受講者の課題感は大きく変化しているのか?

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中川
先ほどまでお聞きになっていた、共同テーマ研究のご感想はいかがでしょうか。

市原
とても大きなテーマがあって楽しかったです。

あのようなテーマは料理の仕方によって結果が大きく変わりますから、挑戦的な感じもしますが、活発に楽しく議論できているので、いいことだと思います。

昔は、現在の問題は何か、といった観点から議論を始めていました。

ですが、本日聞いていたテーマは、これから30年、100年といった時間軸を持って、経済界がどのように変わっていくのかという議論をしています。
そこに驚かされましたね。

将来の変化のために準備をどうしようかというのは、昔の私たちにはなかった発想です。
まだ、日本の製造業に力があり、国内競争がどんどん激しくなっていたときでした。

中川
市原さんの頃には、そこまで長い時間軸でテーマ選定をされていなかったのですね。

最近、IoTで生産現場が変わるという話が、しばしば上がっています。
そうしますと、やはり、生産現場や仕事場で様々なものが高速化すると思います。

データの受け渡しや部品のJIT化も大きく進みますし、携帯電話やメールが普及した時も言われていましたが、業務のサイクルがIoTを通じてさらに加速すると思います。

その結果、昔と今では10年という時間の捉え方が大きく変わっているのでしょうか。
今では10年後がとても近い未来になったので、30年後を考えようとする意識が出てきたのかなと思えてきました。

市原
1番大きな変化と感じられるのは、発表の冒頭で、全てのチームがウェブからさまざまな統計データを出してきているところです。
あれは昔の発表ではありませんでした。

私たちのころはインターネットがここまで発展していませんでしたね(笑)。
インターネットが普及して情報量がとても増えました。

データをたくさん載せた発表が多いですが、量が増えたために使いこなすことに苦労しているようです。

日本の少子化や新興国の台頭などで様々な話が世の中に入ってきていますが、そのような情報の中には実態と違っているものもあろうかと思います。

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