パナソニックインタビューその2|JMI生産コースの思い出とは?
JMI生産・開発マネジメントコースの修了者である
パナソニックの藤原さん(生産技術本部 企画センター、2005年度当コース修了生)
を訪問しました。
日本能率協会の勝田健太郎がインタビューいたします。(以下敬称略、役職はインタビュー当時)
JMI生産コースの思い出とは?
勝田
藤原さんは2005年度の修了生ですが、JMI生産コースの思い出をうかがいたいと思います。
例えば、心に残っている先生や同期の人とか、共同テーマ研究などいくつかお話しいただければと思います。
藤原
やはり一番刺激になったのは、全く違う業種の方々とモノづくりについて本当に深い議論ができたことです。
それまでも入社以来、社内でモノづくりに関わっていましたが、基本的にモノづくりについて話すのは同じ会社や同じ電機業界の方々がほとんどでした。
MI生産コースに参加したことで、製薬や化学、自動車会社の方と話す機会が一気に増えました。
普段はなかなか会話できない方ばかりで、本当に貴重な機会です。
モノづくりの視点でいえば共通した部分が多いのに、作っているものも目指している方向も異なる、あるいは、全然違うやり方をしていたり、モノづくりに対する考え方が大きく異なる方もおられました。
そういう方たちから非常に大きな刺激を受けたのを覚えています。
一方で、共同テーマ研究では、日本のモノづくりをどうしていくかという大きなテーマについて、みんなで議論しました。
その中で、それぞれが思い描く将来の姿やそれに向けた課題を出し合いました。
当初はまるでバラバラのように見えたのですが、深く議論して突き詰めていくと、逆に共通した部分が多く出てきました。
日本のモノづくりを強くしていくために、業種、商品を超えて共通的に強化していかなければならない分野がたくさんあるということが具体的に分かってきて、その点はすごく新鮮に感じました。
やらないといけないことが分かったことは、次のアクションに向けて大きな自信になりました。
これはその後の会社生活での非常に大きな財産になったと思います。